犬と旅する八ヶ岳 

犬と旅するシリーズ第2弾。犬と八ヶ岳を楽しむための
とっておきの情報、集めました。


東京から車で一時間半ちょっと。八ヶ岳は、犬連れに優しいリゾートです。

犬を飼う楽しみの中でも、犬と一緒に行く旅行は格別。今回は、マリブドッグマーケットの看板犬
ギネスが旅をした八ヶ岳をレポートいたします。

八ヶ岳の大きな魅力は、冷涼な気候と豊かな自然。
そして、犬連れにうれしいお洒落なスポットの数々があることです。

他の犬連れ旅行のスポットに比べて、ドッグカフェやドッグランがより個性的で、ハイシーズンでもそれほど混雑していません。

地域的にも、広いエリアが含まれるので、観光客が分散するため、犬と一緒にいても周囲に遠慮することなく、
バラエティ豊かな旅の経験をすることができます。

なお、価格や施設の現状などの変更がある場合も考えられます。お出かけいただく際は、あらかじめホームページなどで
最新情報を確認いただきますことを、おすすめいたします。


中央フリーウェイ

東京から八ヶ岳は、中央高速道路が便利です。
主に観光道路として開発されたハイウェイのため、
大型車の通行も少なく、運転に不慣れなドライバーにも優しい高速道路です。

犬連れのドライブにとって、欠かせないのが
途中のパーキングエリアでの休憩です。
最近は、どこのパーキングエリアでも、ドッグ
フレンドリーなスペースがどんどん増えていて
この中央高速道路も同様です。

たとえば、石川パーキングには、犬の水飲み場や
広めのベンチがいくつもつくられています。
お弁当を広げたり、レストランで買ってきた料理を
テラス席感覚で、愛犬と一緒に楽しめます。

中央高速道路のパーキングといえば、
まっさきに談合坂が思い出されますが、
実は駐車場が広いために、
犬連れに危ない面もあります。

その点、コンパクトなパーキングなら
車を降りてからすぐに安全な場所に犬を誘導できる
のでちょっと休憩するなら、こちらのほうがおすすめかも。

山梨県の勝沼に入ってすぐに釈迦堂パーキングがありますがこちらも犬連れにおすすめです。
休憩に最適な芝生スペースのほか、ファサードがお店の前につくられていて、気持ちのいいテラス席が用意されています。
夏の日射しが強い季節は、犬だけを車に残しておくのも不安なもの。
そんなときこんなファサードがあると、犬連れ旅行にとても助かるスポットです。


ワンコそば

八ヶ岳へのアクセスは、須玉インター、長坂インター、そして小淵沢インターが便利ですが、
八ヶ岳を代表するスポット、清里へは、須玉インターからアクセスしましょう。
中央高速道路の須玉インターを降り、そのまま国道141号線をどんどん北上します。
25分ほど進むと左側に「そば処 さと」が見えてきます。




国道脇でありながら、森の中に囲まれたお店は
広い駐車場を併設。うれしいことに、テラス席が用意されていて、森を見ながら、愛犬と一緒尾にお蕎麦を楽しむことができます。



オーナーの方は、東京と八ヶ岳を行き来する生活とのことでしたが、夏の間は、もっぱら涼しい八ヶ岳が中心だとか。

お蕎麦は、本格的な手打ち蕎麦。
清里のきれいな水をつかって打った蕎麦は、
1本1本が引き締まり、ツルッと喉を通り抜けます。
このお店特製の胡麻だれも人気です。

「そば処 さと」
http://www.a-chiyoda.co.jp/~sato/index.html


犬と牧場



マリブドッグマーケットの看板犬のギネスがいつも楽しみにしているのが、ドッグラン。
八ヶ岳には、たくさんのドッグランがありますがなかでも、ここ、滝沢牧場のドッグランは、
オーナーたちも満足度の高いスポットです。



滝沢牧場は、清里の北、八ヶ岳のなかでも北側のほうの野辺山高原に位置します。

国道141号線から、大きな目印の看板が見えてきたら、左の農道に車をすすめましょう。
駐車場に車をとめたら、まずはインフォメーションへ。ドッグランの受付をすませます。
このインフォメーションの前には、滝沢牧場の看板犬、ゴールデンレトリバーの
「チモシー」くんが、お出迎えしてくれます。



駐車場を降りる頃からハイテンションのギネスですが、ドッグランを目の前にすると、そのパワーも最大限に。
気持ちのいい草原のドッグランです。広さは、大型犬にも十分な大きさ。小型犬用のスペースもあります。



林のスペースもあるので、暑い季節でも木陰になって
涼しく走れると思います。(滝沢牧場は、そもそも寒冷な場所にあるのですが)

ドッグランで思う存分走った後は、牧場見学です。
小動物の他に、馬がたくさんいるので、ギネスは興味津々。広い牧場は、お散歩するだけでも気持ちよく、
オーナーも深呼吸しながら、ゆったりくつろげます。

滝沢牧場では、バーベキューも楽しめます。
全天候型の室内のバーベキュー設備もあり、
しかも、犬連れ専用のスポットも用意されています。



冬に雪がつもっているときに、雪遊びに来るワンコも
多いらしく、そんな犬連れたちに人気の食事スペースのようでした。

ギネス家では、ここで、お約束のソフトクリームを堪能。気持ちのいい牧場の時間が流れていました。



滝沢牧場
http://www.takizawa-bokujo.jp/


オーガニック野菜を食べましょう。

清里の牧場通りには、犬連れで楽しめるスポットが盛りだくさん。中でも、この美味小舎は、野趣にあふれた料理が
犬と一緒に楽しめる人気レストランです。

店内には、愛犬と一緒に座れるコーナーもあり、
雨の日や冬等の寒い季節でも助かります。
自家栽培の無農薬野菜やオーガニック栽培の食材を
つかった野菜たっぷりのプレート料理のほか、串刺しバーベキューも楽しめます。

ギネス家は、スペアリブのプレートを注文。ふっくら柔らかな豚肉が、口の中でふんわりと溶けていくような美味しさでした。

食事だけでなく、ドッグランも併設しているので一日たっぷり遊べます。



美味小舎
http://www.kiyosato-auberge.com/rest.html



バーニーズに会いたくて

宿泊は、清里にあるペンションバーニーズをチョイス。八ヶ岳で犬と一緒に泊まれるペンションのなかで、不動の人気を誇ります。



決して大きなペンションではありませんが、
花と緑に囲まれた庭園が気持ちいいペンションです。
なかでも、ダイニングルームの横にもうけられた
コンサバトリールームは、格別の居心地のよさ。
朝の光の中で、ソファに座れば、幸せな気分につつまれるでしょう。



ギネスが特に気に入ったのは、ワンワンプレイルーム。滑りにくいノンスキッド材の床でつくられた室内ドッグランです。
多目的広場でもあるようで、壁面いっぱいの大きな鏡に映る自分を見て、ギネスはしばし困惑。心置きなくボール遊びができます。
ここなら、雨の日でも安心して愛犬を遊ばせてあげられます。

帰りの日の朝、看板犬のテディがお見送りをしてくれました。暑がりなので外で過ごすことが多いテディですが、
愛くるしい笑顔でどんなワンちゃんとも、すぐ仲良くなれるそうです。

ペンションバーニーズ
http://www.pension-bernese.com/



わんパラで、走ろう。

さまざまなタイプのドッグランがあることが八ヶ岳の大きな魅力ですが、なかでもこの八ヶ岳わんわんパラダイスのドッグランは
広大な面積で人気です。



ドッグランは、自然の林をそのままドッグランにした
「森のドッグラン」とテニスコートを改造した
「アジリティガーデン」のふたつ。



「森のドッグラン」は、広葉樹が多いため、
夏は日陰になるので直射日光が避けられます。
このドッグランは、丘のような雑木林をそのまま囲っただけのような場所なので、ギネスは本来の野生がめざめたように
夢中になって森の中を走り回っていました。



一方の「アジリティガーデン」は、足に負担をかけない砂地のドッグラン。
平らな地面は、テニスコートならではの走りやすさなので、ボール遊びに最適です。

八ヶ岳わんわんパラダイス
http://yatsugatake.wanpara.jp/



やすらぎの時間が流れます。

原村ペンションビレッジのはずれ、カナディアンファームの近くに、このカフェはあります。
ウッディでクラシックな高原らしい建物が森の中に溶け込むようにたたずんでいます。




犬連れは、テラス席でも店内でもOK。
席に座ると、鳥のさえずりが聞こえてきます。

たっぷりの生クリームが添えられた
シフォンケーキーを注文。紅茶と一緒に楽しみます。



ガーデンには、さまざまな植物が咲き乱れ、
遊歩道もつくられています。自然の川も流れていて、別世界のような心地よさです。

時計の針がとまったような静かな時間。
ギネスも気持ちがよくて、いつのまにか居眠りです。

森で暮らす豊かさ、心の贅沢を味わえる
貴重なお店を見つけました。


Mint Green
http://www18.ocn.ne.jp/~mint.g/index.html



高原の風を、走り抜けよう。

「わんこの庭」という名前とは裏腹に、
5000㎡もの広大なドッグランです。



自然な芝生が一面に広がり、なだらかな丘を
のぼったり降りたり。見通しがいいので、愛犬が少しくらい遠くにいっても心配いりません。ギネスも思う存分、ドッグランの中を走り回っていました。

いつも利用されているという常連の方にお話を
伺ったところ、このドッグランは地元の方の利用が多く、皆さん、とてもマナーがいいそうです。
ボールに執着心が強いワンちゃんは、黄色いバンダナを目印として首に巻いて入場すれば、他のオーナーの方が
ボール遊びを控えてくれる、というルールもあります。

高度が高いエリアのため、夏でも涼しいのが特長ですが、冬でも雪遊びができるのが人気だそうです。


八ヶ岳自然文化園 わんこのお庭
http://www.lcv.ne.jp/~bunkaen/outdoor/index.html



ギネスの故郷(番外)

八ヶ岳にアイリッシュバーがあると聞いて、愛犬「ギネス」のオーナーとしては行かないわけにはいかない、ということで、訪問です。

「こんなところに、パブがあるの?」
と不安になりかけた頃、甲斐大泉の別荘地の中に、
灯がともる洋館を発見。

それが、Bull and Bearでした。

店内に入ると、まるでイギリスにタイムトリップしたかのような完璧なアイリッシュパブです。

壁には、ギネスの歴代のポスターやイギリスのパブで
よく見かけるポスターなど、こまかなところまで、徹底してつくりこんであります。

ギネスのハーフパイントとフィッシュアンドチップスを注文。運ばれてきたギネスは、ふっくらした泡がたまらない美味しさ。
フィッシュアンドチップスも、やわらかな白身のまろやかな味がギネスによく合います。

オーナーの方は、ギネス好きが高じて八ヶ岳にお店をつくったとか。
私たちの愛犬の名前が「ギネス」だって話したところ
ものすごく興奮していただけました。

ギネスも料理も美味しい Bull and Bear
基本的には店内への犬連れは難しいとのことですが
オーナーだけでもぜひ訪れたい八ヶ岳のもうひとつの楽しみです。


Bull and Bear
http://bullbear.lolipop.jp/